神奈川発！まったりファミリーキャンプ♪

こんにちは。
三寒四温な日々が続き、春はもうまもなく。
いかがお過ごしでしょうか。
私はと申しますと先週末の土曜日、前回のキャンプに引き続き2週連続で富士山へとお邪魔して参りました。



今回の目的は夜間からまた翌夕方になるまで丸1日様々な角度から富士山を見尽くす事。
冷え込み厳しい中、富士山好きでなくては成し得ないであろうある意味ドMなツアーです

出発は土曜夜の23時。
夕方までは家族にてゆったり過ごしてからの出発となりました。
ちなみに今回は家族と一緒ではなく、昨秋に私がBBQに肉を忘れると言う大失態を演じた事があったのですが、その時ご一緒頂きましたFさんと行動を共にさせて頂いての富士山巡りでございます。
実はこちらのFさん。
無類の富士山好きでございまして、今年に入ってからも天気がぐずついた週末以外はほぼ毎週のように富士山へお出かけになられているというツワモノ。
そして更にカメラ通。
私も富士山好きな事から、Fさんの富士山撮影紀行にご一緒させて頂く話がとんとん拍子で進み、今回めでたく同伴させて頂くに至りました。


そしてまず、第一の目的地でもございます山中湖へ到着は夜中1時前。
気温はこの時点で既にマイナス13.5度とマイナス14度を行ったり着たりの状態
この後どれだけ冷え込むのかと、ある意味ドキドキワクワクです（笑
これは早々にテントを立てねばと思いつつ、月が妖しいほど美しく輝いておりましたので、まずは早速ぱちりと一枚。

※手前は完全に凍りついている山中湖です。

立っているだけで肌に寒気が突き刺さって参るような、まさに凍てついた世界です。
本来でしたら一刻も早く温まりたいと思うのが通常なのですが、息を呑むほど美しく広がる世界には思わずそのまま夢中となってシャッターを押さずにはいられません。
途中、ＳＰ剛炎にて湯を沸かしコーヒーを煎れ、また、武井バーナー301に点火をして暖をとりつつ撮り続けること約3時間弱。
気が付いたら月も沈み、今度は辺り一面に星空の世界が。



結局、1時間開始いたしました撮影が一段落したのは4時半近くと、到着早々にして二人ともドＭっぷりを発揮です
それにしてもSP剛炎と武井バーナー301ですが、マイナス20度近い野外でも燃え続けるその姿。
※ひたすら富士山にレンズを向けておりました為、写真はございません
頼もしすぎます
この二つは現時点で私にとって最高に頼れるお気に入りの道具でございます。


その後、結局テントは張らずに約1時間ばかり車の中で休憩し、その後は夜明けの部へと突入。
規則正しく5:30には始動です
そしてこの日の朝はと申しますと･･･



徐々に赤くなって参りました。
この時、周りにカメラマンが少なくとも100名以上はいらっしゃいましたかと思いますが、静まり返った湖畔に一斉にシャッターの音が鳴り響き･･･



私も必死になってシャッターを押し続けます。
表現力が不足しておりまして伝わらないかもしれませんが、この日の富士はしっとりとした情緒感溢れる顔を見せてくれました。




さて、朝の撮影が一段落いたしましたので、お次は場所移動へ。
私が逆さ富士が撮りたいと要望し、メジャーな逆さ富士スポットの精進湖へ参ることに。
山中湖から一路西へ向かいます。

ちなみに日が昇った朝7時前の時点で山中湖畔の気温はこの通り。



マイナス17度です
思わず笑うしかありません
この時、嬉しくなって嫁にメールを送ったところ、一言
『お大事に。』
との返信が･･･。
完全に頭がおかしいと思われたようです


さて、気を取り直しまして精進湖へ向かう途中、富士山の方向をちらりと拝見いたしますと山頂付近に太陽光が照射されとても良い雰囲気に。
そこで皆様の間でもお馴染みのPICA富士吉田オートキャンプ場のすぐ真上にございます公園に立ち寄って見ることにいたしました。



この公園はテニスコート他、多目的公園となっておりまして、富士山の山頂が真近で拝見できることでも有名な公園。
そこでぱちりと撮影した一枚がこちら。



今回の『富士山ド○ツアー。』の中で最もお気に入りとなった一枚です。
遠くから拝見いたします富士も良いですが、真近で拝見させていただきます富士もまた、凄み・迫力があってこれまた良い
このように前夜から様々な角度で富士山を見ることができてテンションはあがりっぱなしです
なぜだか楽しくて仕方がありませんでした（笑
そしてこちらで思う存分、シャッターを押した後は今度こそ逆さ富士狙いで精進湖へ。


ところが、到着してみますとこの通り･･･



カチンコチンに凍りついております
完全に私のリサーチミスです、はい、、、
Ｆさん、大変申し訳ございませんでした、、、、
と、ここで帰るのも勿体無いですので、ガラガラに空いている精進湖と富士山を目の前にしてこちらで朝食をとる事に。
ここでまたまたお約束の剛炎君の登場です



そしてメニューはこれまたお約束の鍋焼きうどん。
目の前に広がる景色を眺めながら、テーブル・イスを出してこちらで朝食を済ませました。
それにしても、このような環境の中で飲むコーヒーのおいしいこと
インスタントであろうが何であろうが、これに勝る旨さはそうは無いと感じました。


と、長くなりましたので本日はこれまでに。
それでは平日も残り2日、休日に向けてがんばって参りましょう＾＾




※撮影秘話

今回、初めて夜間の長時間露光撮影に挑戦してみたのですが、とんでもなくお恥ずかしい大失敗が･･･
実は私、リレーズやリモコンなど保有しておりませんもので、バルブ撮影の際には素手でシャッターを押しっぱなしにしている等という大変原始的な事をしております。
その結果、撮影した写真がこのように・・・



中央上部の星の流れをご覧いただければおわかりになるかと思いますが、ミミズの這ったような跡になっているかと思います、、、


※拡大画像

こちらでシャッタースピードが245秒なのですが、如何に三脚で固定しているとは言え寒さでぶるぶると震えた体を抑え込めるはずも無く･･･
このような無様な結果となってしまいました
お陰でせっかくの富士山もぼんやりとボケボケに。
このような事をマイナス20度近い中で繰り返し3時間以上もいたしておりました自分って･･･
しかもシャッターを押さえている間中は、手袋無しにてそれはもう冷たさを我慢し･･･
これではドＭを通り越して単なるドアホです
次回挑戦する際までにはできればリレーズリモコン等を揃えて挑戦せねばと思う大失敗な一幕でした、、、


※ちなみにここまでの撮影は全てNikonD50＋3,000円で購入いたしましたお気に入りの中古レンズにて行っております。